【「善い」とは何か?】寺町商店の「善きもの」の定義

「善い」とは、
「巧みである」こと
「巧みである」こと
待てば待つほど、春らしい春は訪れないものですね。
いかがお過ごしでしょうか。
最近の私の頭の中は、「三寒四温(さんかんしおん)」の4文字でいっぱいです。
「来週あたりからは、3日寒い日が続けば、4日暖かい日が待っている」と、まるで呪文を唱えるようにして寒さをしのいでいます。
さて、先週新発売しました「福厳寺味噌だれ」、有難いことに大変ご好評をいただいております。もうお召し上がりいただけましたでしょうか。
ところで、あなたはどのように「福厳寺味噌だれ」を活用されていますか?
「福厳寺味噌だれ」は、普通の「味噌」とは違います。
三河みりんや粗糖(南国糖)、たまり醤油などを使用して、優しい甘さと旨みが加えられています。
おでん、田楽、回鍋肉、麻婆茄子…どんなお料理にも活用できる「万能だれ」であることは間違いありません。
でも、もっともっと簡単で、「福厳寺味噌だれ」を一番感じられるであろう食べ方を見つけてしまいました。
それは、「焼きおにぎり」です。
というのも、小学生1年生の息子に「福厳寺味噌だれ」を見せたところ、「ご飯にのせて食べたい!」というのです。
特に深い理由もなく、「そのままごはんにかけるのは…」と一瞬躊躇してしまう母。
でもよくよく考えてみると、それが一番お味を感じられるかもしれないと思い、せめて「おにぎり」の具にしたらどうだろうと試してみました。
これが、香ばしくてとても美味しかったのです!
番頭オリジナル「味噌だれ・焼きおにぎり」
作り方は簡単です。
【作り方】
1、おにぎりを丸く握り、薄く油を引いたアルミ箔をオーブントースターに敷き、おにぎりの両面を各3分ほど焼きます。
2、おにぎりを取り出したら、「福厳寺味噌だれ」をお好みの量のばします。
※私は、刻んだ「ねぎ」と「しその葉」を味噌だれに合わせました。
※味噌だれは少量でもしっかりとした味わいになりますので、量は調整してください。
3、福厳寺味噌だれを塗ったおにぎりを、オーブントースターに戻して6分ほど焼いたら出来上がりです。(少し長めに焼いても、香ばしくて美味しくなります)
*ちなみに、通常のおにぎりの中に「福厳寺味噌だれ」を具としてちょこんと入れるだけでも、おいしくいただけました。
どちらにしてもやみつきになりますよ!
今回息子が、福厳寺味噌だれを「そのままごはんにのせて食べたい」と言ったのをきっかけに、「『善い』とは何か?」をあらためて考えてみました。
寺町商店ではさまざまな「善きもの」をご紹介しています。
「善き」とは、仏教でいうところの「善悪」の考えを元にしています。
「悪い」とは、「下手であること」
「善い」とは、「巧み(たくみ)であること」
巧みとは、「手ぎわよく、物事を上手になしとげること」です。
例えば、立派なお料理に「福厳寺味噌だれ」を活かすのももちろん巧みですが、「手際よく・簡単に」活かすのも、また巧みであるのかもしれないと思ったのです。
「ごはんにのせて食べるのは、なんとなくもったいない気もするし、お行儀がよくないのでは」などと、大人である私は、こびりついた固定概念のために、危うく「おいしさを味わう」という「本当の幸せの機会」を逃すところでした。
些細なことかもしませんが、これが「巧みに生きていない」ということなのかとハッとさせられました。
子どもの方が、よほどか巧みに生きているのかもしれません。
「善い」とは、「幸せな運命を生み出す行い」であると私は思います。
どんな召し上がり方でも構わないのです。
それぞれの形で、「善きもの」をおいしく、感謝の気持ちでいただくことが大切で、「幸せ」はそうして感じられるものではないでしょうか。
「ごはんにそのままのせて」もよし!
「焼きおにぎり」にしてもよし!
あなたも、あなたなりの召し上がり方で、「福厳寺味噌だれ」をたっぷりお楽しみください。
寺町商店では、これからもそんな「幸せな運命を生み出す」善きものをどんどんご紹介してまいります。