「変化を恐れず、楽しむ。」
経営者の心
季節は、秋から冬に移行しようとしています。
季節が一巡すれば、人も確実に年を重ね、自らの変化に否応無しに向き合わなければなりません。
自然界では、「常に同じ」ということはやはりないのだなと思い知らされます。
いつのまにか寺町商店も、開店から早7ヶ月がたちました。
ここまでの期間、多くの経営者の方たちとお話しする機会をいただき、私はみなさんに共通する「ある特性」にきづきました。
それは、どの方も「変化を恐れず、楽しむ姿勢をお持ち」ということ。
もちろん根幹となるポリシーはしっかりとお持ちの上で、周りの状況に自らを委ねて、変化するだけの腹が据わっておられるのです。
年齢に関係なく、5年、10年、20年とお商売を続けられている大先輩ばかり。まだ開店して1年にも満たない寺町商店番頭の私は、まさに「ひよっこ」です。
しかし、そんな大先輩たちに囲まれたおかげで、私も変化を恐れず、「行雲流水(こううんりゅうすい)」の言葉通り前進したいと自然と思うようになりました。
「行雲流水」とは、雲のごとく、水のごとく、特別な世界を求めず、ありのままに修行をしていく修行僧のあるべき姿を指す禅語です。
そして、「原因があって、結果がある」。
全てのことには理由があり、たとえ特別な結果があったとしても、それはごく稀なことではないでしょうか。
派手さがなくても「地道にコツコツ、目の前のハードルを淡々と乗り越えていく」ことが、目標に近づく一番の近道なのだとも感じるようになりました。
時にうねるような道もあれば、でこぼこ道にも出くわす。
そんな状況に合わせてヒョイヒョイとステップを踏むように乗り越えていければ、どんな道と出くわしても怖くありません。
経営者のみなさんは、ハードルを前にして「よし!面白くなってきたぞ〜!」といわんばかりに、腕まくりして楽しんでおられます。
寺町商店も、刻々と変化しています。
こんなひよっこの番頭ですから、時にズッコケたり、穴に落ちたり…「こんなことも知らなくて大丈夫?」と自らにツッコミをいれたくなる場面も多々あります。
いろいろとありますが、そんな番頭の凸凹人間模様も含めて、みなさんに楽しんでいただけたら、この上なく嬉しく思います。
そして、これからさまざまな商品を続々とご紹介する予定です。
それらを生み出した、経営者や作家、アーティストのみなさんの人生という名のストーリーを楽しみに、また生き方のひとつの参考にしていただけたらと、心より願っております。
(↑上の画像をクリックして、各経営者の方が生み出した商品とともに、
みなさんのストーリーも合わせてお楽しみください。)